お気に入りのニット、何度も着ているとどうしても毛玉ができてしまいます。できるとわかっていても、ふと発見してしまうとショックをうけるものです。デリケートな素材ですが、みなさんはどうやって毛玉を取っているのでしょうか。

毛玉がどうしてできるのか、その原因からご紹介いたします。また、毛玉対策に活用できるグッズの数々や正しい取り方なども併せてご紹介いたします。お気に入りのニットを少しでも長くきれいに着続けるために、是非参考になさってください。

毛玉の原因

まず、毛玉がどこにできやすいのか思い出してみてください。いつもバックを持っていてニットとバッグがこすれるところや、着るときに袖口や襟周りなどが身体とこすれますよね。サイズが小さめのピッタリニットなどを着ると、こすれる回数も増えます。つまり、毛玉ができるのは「摩擦」が原因となっています。ニットの繊維が毛羽立ち、その毛羽が集まって絡まるのが「毛玉」です。

では、自分で注意していればいいのかというと、そうではありません。ニットの脱ぎ着だけでなく、洗濯による摩擦や、外出時に満員電車などに乗った時の他人との摩擦も毛玉を作ってしまう要因となります。使用頻度が高くなると、それだけ摩擦の回数も増えますので、毛玉ができやすくなります。毛玉ができるのを抑えて、少しでも長い間着ていたいと思うなら、頻繁に着るのをさけるのが良いでしょう。

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毛玉ができにくいニット素材とは?

ニット類はどれも同じと思っていませんか?確かに摩擦によって毛玉は発生しますが、あまりできない素材もあります。

ニット素材でも、少し高価な以下の3つの素材は、比較的毛玉はできにくくなっています。

・カシミヤ
・ウール
・アンゴラ

ただし、できないわけではありませんので注意してください。毛玉ができても自然に落ちるので、毛玉まみれになることは、ほぼありません。

素材を確認せずに、価格が高いからいい素材を使っているのだろうと思い込む方もいます。ですがそれは間違いです。必ずきちんと素材を確認することをおすすめします。

これとは逆に、毛玉ができやすい素材は「アクリル」というものになります。非常に丈夫な繊維になっているので、絡まりやすいというデメリットがあります。毛玉ができても自然に落ちるということはなく、毛玉だらけになる確率が高い素材になります。

活用できるグッズ

たくさんの毛玉がついてしまったお気に入りのニット。毛玉をきれいにとれる驚きのグッズをご紹介いたします。

食器洗いスポンジ

100均ショップなどでも5個1パックで販売されているもので、鍋底などをこすったりする部分と、食器を洗う部分両方がついたものを使用します。ニットの毛玉をとるときは、目が粗いなべ底などをこする方を使用します。毛玉部分を優しくなでるだけで、驚くほどきれいにとれます。

毛玉とりブラシ

毛玉をとる為のブラシのことです。いろんな種類のものが市販されています。軽くその部分をブラッシングしてあげるだけできれいに毛玉がとれてくれます。

毛玉とり機

電動で毛玉をとってくれるものです。携帯に便利な電池式のものや、コートなどの大きいものの毛玉をとるときに最適のコンセントタイプもあります。電池式のものなら比較的お求めやすい価格で販売されています。

かみそり

T字型になったかみそりで、ニットの毛玉ができた部分を優しくなでるようにします。刃を立てないように注意しましょう。丸くなってしまった毛玉だけを除去できます。刃先でニットを傷めないように使用には十分ご注意ください。

はさみ

できた毛玉をはさみで切るというのは、すでに皆さんもやったことがあるのではないでしょうか?ただ、普通のはさみを使うのではなく刃先が少し曲がった「まゆ毛用」のはさみを使用します。そうすることで、刃先がニットを傷める心配もありません。

正しい取り方

先にいくつかグッズをご紹介させていただいたのですが、一番きれいにとれるのは、やはり毛玉とり機になります。非常に便利でかつ、毛玉だらけのニットをキレイにしてくれるのですが、取り方を間違えると、ニットに穴が開いてしまいます。

毛玉とり機の正しい使い方をご紹介いたします。


1.毛玉ができている部分の裏に手を入れて平らにします。
2.毛玉の部分をくるくると優しく円を描くようにしながらとっていきます。

毛玉とり機をつかう時、絶対に毛玉がない部分に使用しないようにしてください。ニットを傷めてしまいます。また、毛玉ができている所をゴシゴシこすってしまうと、ニットに穴をあけてしまうことがあります。軽く数回円を描くように毛玉とり機をすべらせるだけでOKです。

毛玉は予防できるのか?

毛玉を予防する為に、毛玉ができにくい素材のニットを選ぶのも一つの方法ですが、その他にもまだまだ方法はあります。

洗濯の時の工夫

エマールやアクロンといった、おしゃれ着洗い用の洗剤を使用します。洗濯機のドライコースや手洗いコースを使って、1枚ずつネットに入れて洗濯をします。ニット同士の洗濯時の摩擦を防ぐことができますし、洗剤を変えるだけでも毛玉を予防することができます。さらに干すときは、他の洗濯ものを干す時のようにたたいたりせずに、優しく少しシワを伸ばしてあげてください。

着る時の工夫

好きなニットは何度も着てしまいがちですが、着用頻度が高いと、それだけ摩擦を受ける機会も多く、毛玉ができやすくなります。同じものばかりを頻繁に着ないようにしましょう。また、インナーを着ることで、ニットに直接皮脂や汗汚れが付くのを防ぐことができるため、洗濯する回数を減らしましょう。

バッグの工夫

ニットを着たときは、できるだけショルダーバッグやリュックは避けるようにしましょう。バッグと擦れるところは毛玉ができやすくなります。可能であれば、トートバッグなど、手で直接もつタイプをおすすめします。

毛玉はちょっとしたことで予防することができます。お気に入りのニットに毛玉ができてしまってもガッカリすることはありません。今回ご紹介した方法で、優しくとるようにしましょう。